Customer Harassment

カスタマーハラスメントに対する
行動指針

はじめに

「日本のシステム開発をアップデートし、Developer Experienceを洗練させる」というビジョンのもと、ビジネスパートナー様方とともに、私たちはあらゆる業界のお客様のシステムコンサルティング・システム開発に尽力しています。その時々で最適な技術やノウハウをご提供するべく、これからもお客様に寄り添い続け、関係者すべての力を合わせて真に価値あるモノを創りあげたいと考えております。
現在多くのお客様がこのような私たちの想いに賛同し、良き関係を築いてくださっている状況ではございますが、情熱をもって取り組めばこそ、その熱量が予期せぬ方向に向いてしまう可能性も否定できないと考えております。エンジニアが良いモノづくりに没頭できる環境を作り上げるため、ひいてはすべてはお客様に圧倒的な勝ちをもたらすモノづくりのため、ここに私たちが考えていること(カスタマーハラスメントに対する行動指針)を記させていただくこととしました。

目的

関係者すべての力を合わせてモノづくりを行っていくためには、お互いの協力関係が必要だと考えております。この場合の「お互い」とは、会社と従業員、従業員と従業員、事業者とお客様、さまざまな関係性を含みます。
お客様の求めるシステム・サービスの実現に尽力する私たちのビジネス形態上、さまざまな関係性の中でも事業者とお客様という関係性にあたる人々が信頼し合い、気持ちよく働ける関係構築をすることが、お客様が望む形での真に価値あるモノづくりのためには何より重要なことの一つだと考えております。
システムアイの「カスタマーハラスメントに対する行動指針」は、互いのより幸福な未来のために、関係者の皆様にもご協力いただきたいこと、ご認識いただきたいことをお伝えすることを目的としております。

カスタマーハラスメントの定義

改正労働施策総合推進法が定義する6種のハラスメント「身体的な攻撃」「精神的な攻撃」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過小な要求」「個の侵害」に則り、下記についてを想定しています。
なお、以下の記載は例示であり、これらに限られるという趣旨ではございません。

顧客による暴力・暴言
■個人に対する暴力をふるうこと
■個人に対する脅迫を行うこと
■個人に対する暴言を発すること
■個人の人格を否定する発言をすること
■個人に対する名誉毀損を行うこと
■個人に対する長時間にわたる必要以上の叱責をすること
■SNSやインターネット上での誹謗中傷を行うこと

顧客による過剰または不当な要求
■業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害をすること
■合理的な理由のない謝罪の要求をすること
■システムアイ従業員に対する解雇等の社内処罰の要求をすること

顧客による合理的範囲を超える時間的・場所的拘束
■合理的な理由のない長時間拘束をすること
■合理的な理由のない事業所、または作業場所への呼び出しを行うこと

顧客によるその他ハラスメント行為
■プライバシー侵害行為をすること
■セクシャルハラスメント行為をすること
■その他ハラスメント行為をすること

カスタマーハラスメントへの対応

社内対応
■カスタマーハラスメントの被害にあった社員のケアをすること(随時)
■カスタマーハラスメントに関する相談窓口・相談体制の設置すること
■より適切な対応を実施するための外部専門家(産業医等)との連携をすること
■実際に起きたケースの社内ナレッジ化に向けた共有、データ化、保存の強化を行うこと

社外対応
■顧客とのより良い関係の再構築に向けて行動すること
■問題解決のため、合理的かつ理性的な話し合いを行うよう求めること
悪質なカスタマーハラスメントを行われる場合は、誠に残念ながらお取引をお断りまたは中止させていただくこともございます。

当社と関わる皆様に対するお願い

互いが信頼し合える素晴らしい関係を構築していくために、私たちは、私たち自身がハラスメント行為を起こさないよう注意します。
皆様におかれましては、私たちとともに、以下の事項をお願いできればと考えております。
■ハラスメント行為に加担しないこと
■ハラスメント行為を看過しないこと
■他者に敬意を払った行動をすること
■すべての法令を遵守すること
多くの皆様には既に上記事項を遵守していただいておりますが、引き続き遵守していただけますよう、改めてよろしくお願いします。