株式会社雲の宇宙船

伴走力が強み。
ご要望に最大限寄り添う、
アプリ開発支援

多様な知見と「寄り添う姿勢」が強み。
お客様の要望をかたちにする、システムアイの提案力と対応力

今回お話をお伺いしたのは、エネルギー業界向けのクラウドシステムを開発・販売されている株式会社雲の宇宙船様です。
もともと別ベンダーに発注していたデジタル保安アプリについて、機能改修のタイミングでシステムアイに切り替えて頂いた経緯やその感想を、担当の菊川様・水村様にお伺いしました。

株式会社雲の宇宙船

株式会社雲の宇宙船は、日本瓦斯(ニチガス)グループのシステム会社です。エネルギー業界向けの業務支援クラウド「雲の宇宙船」をはじめとしたシステムの開発・運用をメインに事業を展開しています。
「雲の宇宙船」は、検針・配送・保安業務をスマートフォンで一元管理し、業務効率化と安全性向上を目指せるシステム。エネルギー業界における、現場のDX推進を力強く支援しています。
https://www.nichigas.co.jp/for-company/dx/kumonoucyusen

日本瓦斯株式会社様HPより引用

現場アプリのさらなる機能向上や外販に向けて、新しいパートナーを探していた

お話頂いた菊川課長(左)と水村主任(右)

-幅広い機能を包括する同システムの中で、今回現場で使うデジタル保安アプリを発注いただきました。

水村様:システムアイさんに発注したのは、「フィールドワーカーが行うガス検査の記録ができるスマホ用アプリケーション」です。こちらのソフトは別ベンダーさんと協力してすでに2023年12月にリリースしており現場で使われていたのですが、現場からもっと使いやすくして欲しいと改修依頼が出ている状況でした。また、ニチガス内で使うのみならず、外販できるように仕様を変更したいと思い、今回システムアイさんに発注した、というのが経緯となります。

-前回の開発時からベンダーを切り替えた理由はどんなところにあったのでしょうか?

水村様:もちろん以前担当いただいたベンダーさんも素晴らしかったのですが、「①金額感が高いこと」「②準委任契約のみで請負契約ができないこと」に課題があり、追加開発のタイミングで他社への切り替えを検討しました。

菊川様:また、同じベンダーさんに発注し続けることでベンダーロックインが起こるのではないかと言う懸念もありました。特定のベンダーに依存してシステムの属人化を招いてしまう未来を避けるため、別ベンダーに発注した方がいいのではないかと考えたのです。

-数あるシステムベンダーの中からシステムアイを選ばれた理由はなんでしょうか?

菊川様:システムアイさんのことは前職のときから知っており、営業担当である大串部長に対し信頼に値する方だという印象を抱いていました。別案件で何度か提案を頂いてたのですが、こちらの要望に対し「ノー」ということはなく、社内で何ができるか、最大限寄り添ってくださる。何より最終的には「この人なら現場をコントロールしてくれそう」という安心感がありました。
もちろん提案内容のフィット感や妥当性と言うところもありましたが、最終的には担当者の信頼性が決め手になりました。

より一層「現場ファースト」なアプリを目指し、10件以上の機能改修を実施

プロジェクトマネージャーの平松(左)と営業担当の大串(右)

-具体的にシステムアイはどういった開発を担ったのでしょうか?

システムアイ平松:フィールドワーカーさんが使いやすいシステムにするために、様々な改修を実施しました。例えば外部から取り込まれる様々なデータを同一フォーマットに揃えたり、システムのUI/UX改善といった内容です。UI/UX改善は、フィールドワーカーさんの業務のし易さに直結するので、10件以上の改修を実施しました。

水村様:一例を挙げると、検針時の不在票記入時に「不在登録画面」と言う画面を見ながら記入するのですが、必要なコードや住所が表示されておらず、違う画面に戻って確認しなければならないため不便だという声が挙がっていました。一件なら大した手間ではないかもしれませんが、複数件で同様の手間が発生すると非効率ですし、フィールドワーカーにもストレスが発生しますよね。

菊川様:より業務に即したシステムに改修を行って頂くため、引継ぎ期間中に当社から講習会を開き、現場の業務の詳細やガス事業の詳細についてレクチャーさせて頂きました。ドメイン知識の習得に前向きに取り組んで頂けたおかげで、エンジニアの方々の業務理解度が高く、安心して改修をお願いすることができましたね。

技術面だけでなくコスト面まで。ニーズを汲み取り、提案頂けることが心強い

-システムアイに依頼して良かったところがあれば教えてください

水村様:今回、見積もりをお願いしてから開発に着手してもらうまでの期間が3ヶ月間と短かったのですが、その中で前ベンダーさんからの引継ぎに対応頂けたり、前述の通りドメイン知識を吸収してくれたりと大変助かりました。短期間のため引継ぎが十分とはいきませんでしたが、その中で最大限に努力頂けたことに感謝しています。
また、こちらではない知見をたくさん提案して頂いた点も助かりました。やはり現場としてはソースコードの中身まで一々見てるわけではないので、「動いていれば問題ない」という認識でしたが、「こう改修した方がもっと使いやすくなりますよ」とか、「コスト面でこういったメリットがあります」と提案頂けるのは心強かったですね。

システムアイ平松:今回のシステムは割と複雑な設計で色んなモジュールが絡みあっており、引継ぎの際にそこを理解するのが苦労した点ですね。あとはソースレベルで見た時に、もっとこうした方がスムーズに動くのに、という箇所が見えてきたのでそういった所を中心に改修の提案をしている段階です。

菊川様:システムアイさんは小回りが利くところが非常に良い点だと感じています。フットワークが軽く、例えば過去にトラブルがあった際にはすぐに人員を集めて対応頂けました。また開発工程に変更があった際も柔軟に対応頂けることが多く、これは中規模な企業ならではのスピード感だと感じています。
システムアイさんには「1を知って100を知る人」が多く、言外のニーズを汲み取ってくれたり、先回りして提案・対応してくれたりするので、この回転の速さとコミュニケーションの円滑さが対応スピードの向上につながっていると感じています。

-システムアイに今後期待されていることはありますか?

菊川様:当社としては今後、AIを積極活用していくことでシステムの安全性や顧客満足度を向上していきたいと考えています。システムアイさんはAIの活用事例も多々あるとのことで、マイグレーション(*1)の提案など頂いていますが、もっと様々なAI活用のケースをご提案頂けたら嬉しいです。

水村様:今後は同システムの外販を加速していく予定です。そのためには更なる顧客満足度の向上やUXの改善が求められるので、そういった部分にも積極的な提案を頂けるとありがたいですね。

システムアイ大串:昨年の7月から1年近く一緒に動かせて頂いて、お客様のニーズの把握や開発文化のすり合わせ等がようやくできたかなと感じています。今後はもっともっとお客様に寄り添った形で開発していき、よりお役に立てるよう尽力していきたいと思います。

-菊川様、水村様、貴重なお話ありがとうございました。

*1 マイグレーション‥‥OSやアプリケーションなど既存のシステムを新しい環境に移行すること

事例一覧へ >

会社名 : 株式会社雲の宇宙船

所在地 : 東京都

業 種 : 情報通信業

規 模 : 40名(2025年8月時点)